遠距離別居の親が逝った時にどんな手続きをしたのか・登記物件の相続
実家で済ませないといけない銀行口座の解約も済んだので、残る手続きもあと少し。
じゃあ次はと言うことで、亡き父の名義の不動産を自分の名義に変更することにしました。
銀行口座の解約のために準備したアレコレももちろん使うのですが、不動産の相続の登記変更のためだけに、以下のものを用意する必要があります。
・固定資産税の通知書
→毎年春に名義人に送られてくるヤツ。相続すべき不動産をリストアップするのにはこれが一番。相続の予定がある人は持ち主と情報を共有しておくことをお勧めします。
・相続する不動産の登記謄本
→私は固定資産税の通知書をベースに、自分で登記謄本を取得してみました。今はネットで申請して入手できます(費用はネットバンキングかペイジーで精算できます)。
・固定資産評価証明書
→不動産所在地の市町村役場で取得できます。これが無いと相続時の登録免許税の計算ができません。固定資産税の通知書でリストアップした案件について請求をかけましょう。
あとは銀行口座の解約に使った戸籍関係の書類とか住民票とか遺産分割協議書とか相続人全員の印鑑証明とかあればOK。もちろん法定相続情報一覧図も使えます。
ここまで揃ったら、登記申請書(相続用のひな形はリンク先の18~22あたり)を作成して、登録免許税を計算して収入印紙を買って、法務局で申請すればいいのですが…ウチの場合、実家の土地が複数の番地に分かれていたりして登記申請書を間違えずに書くのが面倒そうだったので、固定資産評価証明書の取得と合わせて近所の司法書士に依頼してしまいました。当然仕事料も発生しますので全部自分でやるよりもお金がかかりますが、チョー楽です。
登記謄本、法定相続情報一覧図、遺産分割協議書まで揃えて持ってくる依頼人は珍しいらしく「申請まで自分でいけるんじゃないですか」とか言われましたが、自分的にはここから先が面倒だなと言うわけで。
依頼して一週間ちょいで名義変更が完了し、登記識別情報通知(いわゆる権利書)やその他の資料をもらいました。大きな肩の荷が一つ降りた感じです。
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