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2019.04.21

ペンタックス K-20DのSDカードスロットの蓋が開かなくなったら

 自分がかつて使っていたデジタル一眼レフ、ペンタックスK-20D。

 感度設定低めでいける条件ならなかなかの絵を吐き出してくれるのですが、当時のデジカメは高感度撮影ではノイズまみれの絵が出てきてなかなかに厳しかった印象が残っています。その後、ペンタックスのK-5に乗り換えて基本的な性能にある程度満足したため、2019年現在までK-5を使っていたりします。

 そのK-20Dが押入れから出てきまして、動くかどうか軽くチェックしてみることにしました。

 電池を充電して、カメラにセットして、電源ON。おお、動くぞ!というわけで一応撮影はできそう。というかこのカメラSDカード入れたままだったよ!

 というわけでSDカードを取り出そうとカードスロットの蓋をオープンしようとすると…げ、開かない!

 K-20Dはカードスロットを開けるためのツマミをひねると蓋(カバー)がパカッ!と開いてカードを取り出せるのですが、ツマミを捻っても蓋が開かないのです。蓋自体には爪や指をひっかけるような手がかりもないし、うーん困った…

※カードスロット周辺の構造はこのあたり(デジカメwatchの記事)この画像(デジカメwatchの記事)がわかりやすいかな。

 あーでもないこーでもないとしばらくチャンレンジした後、こりゃもうどうなっても仕方ないな!と思い、蓋の回転軸のあたりを「ふたが開く方向に」少し力を入れながら押すと蓋がわずかに浮くので、浮いた隙間に爪をひっかけてみたところ「パカッ!」と開きました!挿したままのSDカード、16GBだった…もったいないもったいないw

 あらためて蓋とボディをよく見てみると、ツマミをひねるとロックがはずれ、あとはバネの力で開くだけの構造なのですが…これは蓋とボディ(のシーリング)が密着して固着しちゃってたっぽい。ツマミのロックを外しても、バネの元気さが足りないのか開かなかったと。

 一度開けてしまえば、後はバネの力でゆっくりですが開くようになりました。一安心です。

 古いカメラを整理していて、こういったトラブルが起きる場合もあるかと思うので書き残しておきます。

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2019.04.19

遠距離別居の親が逝った時にどんな手続きをしたのか・戸籍謄本/改製原戸籍を郵便請求する

 年金やクレジットカードの手続きを終えたということで、そろそろ大物な手続きを片付けるのが視野に入ってきました。自動車の処分(軽自動車以外)・銀行口座・生命保険などの手続きを行うのに避けて通れないのが「生まれてから死亡するまでの戸籍の謄本」とか言われるやつです。

 例えば、生まれてから死ぬまで本籍が一つの市町村から出なかった人について、同居の親族が謄本を取得するのは割と簡単で、市役所とか町村役場の住民課に行って「銀行口座の解約に必要なので、父(母)の戸籍謄本を取れるとこまで遡ってください」と説明して申請すれば欲しいものが一式揃うはずです。発行の料金もその場で言われた額を払えばいいので財布の中身の心配以外は何も問題ありません。

 さて、私のように「親と同居してない、しかも遠方に住んでいる」パターンだと、本籍地の市町村役場になかなか行けない…というケースもあると思います。

 

 そうなると、どうしても郵送で取得するのが一番早いということになりますが、「初めての手続き」だと右も左もわからなくて不安だらけになるわけです。今まさにその手続きをやっているので自分なりに「ここがポイントだ」という部分を書き出してみようと思います。
 司法書士とか弁護士事務所のウェブサイトを見るといろいろやり方が書いてあって参考になるのですが、細かい点については「実際にやってみて役場の職員さんと電話で話をしてみてやっとわかった」点もあったりします。

 

 まずは親が亡くなった時点の本籍地の市町村役場に「死亡から遡れるだけ戸籍の謄本をください」という内容で郵送請求をかけます。所定の申込用紙や申請の宛先は自治体のウェブサイトに情報があるのでそれを使います。それだけで伝わるか不安な場合は、申請用紙とは別にA4用紙や便せんに取得の目的を詳細に書いて同封すればいいと思います。請求内容の詳細に不明な点があった場合、職員さんは電話できっちりヒアリングしてくれるはずです。

 ウチの場合「母が1月に死亡、父が3月に死亡したので父の戸籍には生存者がいなくなっている」という状態になります(私や姉は結婚して別の戸籍)。この状況で「死亡者を含む戸籍の謄本」を申請すると「戸籍謄本」ではなく「除籍謄本」の申請になります。もし、2月の時点で謄本を申請していれば「母の死亡の記載がある戸籍謄本」を申請するというパターンになっていました。戸籍謄本と除籍謄本は発行手数料が違うので要注意です。

 さらに「戸籍を遡る」という部分ですが、ウチの父も母も「結婚までは実家の戸籍(生まれてから本籍地の移動無し)、結婚して新しい戸籍を作る際に本籍の住所を新居の住所に変更、その後は本籍地の変更なし」というケースでした。
 このため私は「父母の結婚後の戸籍(除籍)謄本と、結婚前の戸籍(除籍)謄本」を取得すればいいのかなと勝手に考えていたのですがそうではありませんでした。

 実際に取得した人から「そんなの当たり前だよ」と言われそうなのですが…戸籍に関する法律が大きく変わる際に、自治体はそれまでの戸籍から新しい書式の戸籍に内容を記載しなおします。これにより本籍を移動してなくても、戸籍の法律の変わり目で「遡るべき古いバージョンの戸籍」ができちゃいます。この古い戸籍が「改製原戸籍」だそうです。

 戸籍に関する法律の大きな変わり目が、平成6年と昭和23年にあったそうで(さらにその前は大正時代)、昭和23年より前に生まれた人が平成の終わりごろに死亡すると、「死亡時の戸籍」「平成6年より前の戸籍」「昭和23年より前の戸籍」と最低でも三つのバージョンの戸籍があることになり、これを全部取得しないと銀行口座の解約もできないというわけです。

 私の父母は両方とも昭和20年以前の昭和生まれで、昭和40年頃に結婚して本籍地を変更していますので、

A)生まれた時の戸籍(本籍はそれぞれの実家)

B)昭和23年の法律改正に合わせた戸籍(本籍はそれぞれの実家)

C)結婚以降の戸籍(本籍は結婚後の住所)

D)平成6年の法律改正に合わせた戸籍(本籍は結婚後の住所、死亡の情報はココに含まれる)

 という感じになるみたいです。つまり、戸籍を出生まで遡ろうとすると、「結婚後の戸籍がCとDで2通」「父(母)の実家の自治体の戸籍がAとBで2通」の計4通を取得しないと「戸籍が遡れない」と思われます。当然ですが発行の手数料はA/B/C/Dそれぞれに発生します。A/B/Cは原戸籍なので750円/通、Dは除籍謄本なら750円/通、戸籍謄本なら450円/通です(平成31年4月現在の値段)。

 現状は今まさにC/Dを取得中で、Cの内容を見てA/Bの取得申請をかけようとしています。この作業のために参考にした司法書士の事務所のウェブサイトには「戸籍(除籍)謄本/原戸籍を郵送で取得する場合、料金支払用の小為替は余分に入れておきましょう」なんていうTipsがありました。「2通分でいけるだろ」という場合でも、もしものために3通、4通分の料金をいれておけ、ということですね(使わなかった分は返ってくるはず)。

 とまあ、郵送申請だと時間もお金もかかる戸籍/原戸籍を遡っての取得なのでした。

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2019.04.12

遠距離別居の親が逝った時にどんな手続きをしたのか・クレジットカードとか

 両親の年金の後始末の手続きをしたら、結構肩の荷が下りた感じがしました。まだ銀行口座の解約とか不動産登記の変更とか、親父の使ってた車の処分とかあるんですけどね。

 そういった進めないといけない大物の手続きもあるんですが、小ネタとしてクレジットカードの解約とか進めました。

 クレジットカードを解約する前に、まずは月々の請求明細を見て、クレジットカードで月々の引き落としになっているものがないかのチェックは必要ですね。まぁ、そういうのを無視して解約しても、振り込みで払えとか郵便で通知が来るんですけどね。うちの親父の場合はケータイの支払いがカード払いでしたが、これはすでに解約していたので問題なし。

 親父の契約していたクレジットカードが3つもあったので、それぞれのカードに記載のお客様窓口へ電話して事情を説明すると、どのカード会社も電話一発で解約に応じてくれました。カード番号とか親の誕生日とか、実家の電話番号とか聞かれますので答えられるように準備しておきましょう。

 カード会社によっては引き落としの済んでない金額とか教えてくれて、振り込み手続きの案内とかもしてくれます。そうでない場合は実家に未払い分の請求(振り込み用紙付)が送られてくるはずなので、遠距離の実家でもたまに戻って郵便物は確認しておかないとトラブルの種になるかもです。持ち家だったらいいけど、賃貸の住宅を解約しちゃう場合は郵便物の転送手続きとかやっとかないとダメですね。

そんなわけでクレジットカード絡みの手続きも完了。

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2019.04.10

遠距離別居の親が逝った時にどんな手続きをしたのか・年金絡みの手続き

 うちの両親は年金を支給されていたので、亡くなった後は当然ですが年金受給を止めないといけません。

 父のケースでも母のケースでも、死亡した直後に役場に行った際に「厚生年金と国民年金両方の加入期間があるので、役場では手続きできないです。年金事務所へ行ってください」と言われてしまい、しかも年金事務所ってだいたい予約入れないと手続きできないんですよね。

 一つ助かったのは、両親の居住地の事務所へ行く必要はなく、自分が住んでいる地域の年金事務所で手続きできる点です。手続きに必要な書類は役場で教えてもらえますが、ウチの場合は、だいたい以下のものが必要でした。父の手続きと母の手続きを一度にやったので、手続きも2セット分ですよ。

・父(母)の基礎年金番号
・父(母)の除籍票
・自分の住民票
・自分の通帳とハンコ
・自分が父(母)と生計を一にしていたことを示す申請書
→この申請書は役場でもらえました

 最後のヤツがポイントで、両親と同居ならこんなもんいるのか?って感じの書類なのですが、遠距離の別居だと「死亡者と申請者が絶縁状態だったりしないよね」的な判定に使われるようです。未払いの年金があった場合に関係ない人に払ったらまずいしね。
 しかもこの書類に、死亡者と申請者から三親等を超える親族もしくはそれ以外の人の署名が必要でして、一番確実なのは「両親と自分のことをよく知っているご近所さん」あたりに菓子折り持って行ってお願いするのがいいんじゃないかという。条件を満たす遠縁の親戚とかでもいいんですが、同姓だったりすると年金事務所の人の警戒度がちょっと上がるみたいです。

 申請書類さえ揃っていれば、手続き自体はスムーズに進みます。未払いや払い過ぎがあればそのあたりは後日帳尻を合わせることになります。

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2019.04.01

遠距離別居の親が逝った時にどんな手続きをしたのか・ライフライン編その2

 葬儀後に実家でライフライン関係の手続きをしたのですが、実家でやらずに家に戻ってから手続きしたのは以下のもの。

・電気
→電気使用量の明細のハガキから契約関係のお客様窓口へ連絡して契約者を変更。クレジットカードと口座引き落としの申込書も送ってもらったので、検討した結果クレジットカード払いを申し込みました。

・NHK
→契約関係のお客様窓口へ電話して「実家は両親が亡くなり誰も住まない空き家になった」「受信設備は撤去した」で契約解除を申し込んだら一発OK。電話だけで手続き完了。

・電話
→NTT西日本の契約関連のお客様窓口へ電話して、事情を説明して休止を申し込み。加入権の名義変更は別途行う予定。

・ケータイ
→うちの父のスマホがIIJmioだったのですが、キャリアのお客様窓口へ電話して事情を説明。解約申込書を送ってもらい必要事項を記入して返送。あとSIMの返却も指定の送付先へ送って返却完了。

 これで月々の支払いが発生するようなものはだいたい手続き完了。

 で、ここから「年金の手続き終わらせないと」「固定資産の名義変更しないと」「車の処分」「相続税大丈夫?確認しないと」「お墓立てないと…」など、現住居と実家が離れていると面倒さがワンランクアップしそうな案件が並びまくっているのです。こいつらも遠隔地ならではのポイントがまとまったら記事にしようかなと。

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